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偉人列伝

第6回 小山五郎(1909年―2006年)

小山五郎  元三井銀行(現三井住友銀行)社長、会長。太陽神戸銀行との合併で発足したさくら銀行相談役名誉会長、三井住友銀行名誉顧問などの要職を歴任。戦後、金融資本が企業を支え育ててきたメーンバンクの隆盛期に傑出した力を発揮して銀行界、産業界の発展に貢献した。  岡田茂・元三越社長の“解任劇”では影の立役者として脚光を浴びた。江戸英雄・三井不動産元社長とともに三井グループの重鎮として存在感が大きかった。頑固で勝気な性格から「ケンカ五郎」、「三井の首領」などの異名をとった。  群馬県太田市生まれ。1932年東京大学経済学部卒業後、三井銀行に入行、63年常務取締役から68年社長に就任、71年全国銀行協会連合会会長、74年東京商工会議所副会頭などを歴任した。  また80年三井グループが積極的に推進したイラン・ジャパン石油化学プロジェクト(IJPC)がイラン革命やイラン・イラク戦争で頓挫し、その後始末に旧制高校の同窓であった中曽根康弘元首相の協力を取り付け奔走し解決に導いた。  私生活では終生絵画をこよなく愛し、数多くの優れた絵画作品を遺した。  72年藍綬褒章、81年勲一等瑞宝章、2006年従三位叙位。 (肩書は当時)

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小山五郎 日向方齊・住友金属会長(左)、大槻文平・三菱鉱業セメント会長(中央)と小山氏の3氏で座談会 パーティー会場で孫正義・ソフトバンク社長を激励(1992年) 弊誌主幹・佐藤正忠(前列右から4人目)などが中心となって開催していた宇佐美洵・日本銀行総裁(2列目左から3人目)を囲む勉強会のひとこま。小山氏は2列目右端
三越新社長に就任した岡田茂氏(右から2人目)を壮行する会にて(1972年) 東証副会頭として鉢巻きを締めて不況克服を訴える。右は五島昇・東急社長(1975年) 趣味の絵画は、経営者の手すさびの域を超え、カンバスを鋭い眼光が貫く(1980年) 「小山五郎画集」の出版記念パーティーで挨拶に立つ。左は敦夫人(1986年)
芸術愛好家の経済人5人でつくった「五彩会」の第1回絵画展にて。左から渡辺省吾・日興証券会長、鈴木治雄・昭和電工会長、小山氏、持田信夫・持田製薬社長、住吉弘人・大協石油副社長(1985年) 全米女子プロ選手権で優勝した樋口久子プロの祝賀パーティーで乾杯の音頭を取る(1977年)